前から気になっていたのだけど

うちのルーフボックス、BRQ55は

近年外突対応で小変更があったものの、

基本意匠は10年前のもの。



それ故に気になるのです。

ルーフボックスの後ろが丸いのが。



ThuleのDYNAMICや最近のINNOブランドの

ルーフボックスならまず後端を丸くするなどしません。



またしても空力の話になるのですが

後端が丸いと大きな空気抵抗を発生させます。

丸い形状で剥離した空気によって生じた負圧が

ルーフボックスを引っ張ります。

フォークボールが失速して落ちるのと同じ原理です。


そこで用意したのがこういうのです。

スタビライジングフィン！



最近のトヨタ車のミラーの付け根やテールランプの側面にほぼ必ずついています。

小さな縦渦を起こして車両の操安性を高めるものですが

小さな縦渦は気流の剥離を抑えるので

これを流用してルーフボックスの抵抗を抑えます。

飛行機でいうボルテックスジェネレータと同じです。

でも、これこんなちっこいくせに高すぎません？


なのでそれに近い形で適当に型作って、ウレタンで注形したものを

レースをやってる友人が作ったのでそれを譲ってもらいました。

もし売ってるもので流用するなら

これか



これですかね。エーモンの静音設計とかでもできます。

後端を少しだけカットして使います。



こんな感じにルーフボックスが丸くなる少し前部分に貼ります。

前から見て突出するとそれ自体が抵抗や音源になるので

注意が必要です。


後ろから見るとこんな感じです。



しかし

まあ高速道路で差なんてわかりませんわ爆

おそらくですが、空気抵抗低減系は公道走行ではほぼ体感できないです。

体感できるのは最高速度が1~2km伸びるとか。

もしくはまっすく走る能力が少し上がりますが

高速道路でわかる程かどうかは。。

結局自己満足ですかね。。

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